2025年を振り返って【みどりのさと】

今年もあとわずかとなりました。

せっかくなので、今年の振り返りをしてブログを締めくくろうと思います。

お客さまとの「つながり」

今年も多くの出逢いがあり、たくさんの気づきや感動をいただきました。

先日の「みどりのさと」でもお話したように、ご葬儀が終わったあと、さまざまなご相談をお受けする機会が増えました。
お墓の草刈り、位牌や墓標に名前を刻むお仕事、ご自宅の片付けや売買、相続など。


「さとになら任せられる!」そう思っていただいた証のようで、本当に嬉しかったです。

また、遠方にお住まいのご家族が、帰省するたびに会いに来てくださったり、メールやLINE、Instagramで連絡を取り合ったり。お客さまから大切なお友達に変わる人も多くいます。

葬儀業界に長く携わっていますが、これまではお客さまとの関係は葬儀を終えたらそれで終わり。「その後、どうされてるかなぁ」と気になっても、知る術がありませんでした。

でも、今は違います。

皆さまとのつながりの中で生きているのだと、気が付かされることばかりです。

あなたに出逢えてよかった。
知り合っていてよかった。
事前に備えていたから、安心して見送れた。

そんな言葉もいただき、「さとを始めてよかった!」と心から思います。

本当に「つながり」を感じる年になりました。

しかし、時には心が痛むことも。

発見が遅れた方のお見送りや、ご家族のすれ違い、貧富の差……。
これからわたしたちが、向き合わなければいけない課題でもあると思います。

家族がそろって、お見送りができること。
本当に尊く、ありがたい時間なんですよね。

地域との「つながり」

今年は地域の皆さまとの活動も多くありました。

絵本・紙芝居イベントをさとの事務所で開催。
多くの方が事務所に訪れてくださいました。

また、イベントや事前相談としてではなく、近隣の方がふらりと立ち寄ってくださることもあります。

さとが人々の集う場所になっていることが、本当に嬉しいです。

また、地域の終活イベントに講師として招かれ、お話をする機会をいただいたこと。
「もうひとつの自宅葬」と題し、施設でのお見送りについて、施設の家族会で説明をする場を設けていただいたこともありました。

どれもさとの活動が、少しずつ広がっていくのを実感するできごとでした。

地域の皆さまや、違う業界で活動する方々と出逢う度に、立場は違っても「人を想う」気持ちは同じなんだと感じます。

私たちの活動に賛同し、手をとってくださる方々がいらっしゃることは、この上ない励みです。

さとに関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

また来年も、さとはここにいます

年末年始。
笑顔で「ただいま」「おかえり」「いってきます」「いってらっしゃい」の声が飛び交うご家族もあれば、迎えてくれる人、見送ってくれる人がいなくて、寂しさを抱える方もいらっしゃるかもしれません。

今は会えなくても、大切に想う人はいらっしゃいますか?
いらっしゃるなら、この年末年始、その人のことを想う時間を少しでもとってみてください。

隣に大切な人がいらっしゃる方は、一緒にいるかけがえのない時間を、じっくりと噛みしめてみてください。

きっと温かな気持ちで、新しい年を迎えることができるはずです。

わたしたちも、出逢った方々お一人おひとりを思い返しながら、「出逢ってくれてありがとう」と胸に刻みたいと思います。

さとは、いつもどんなときも、皆さまを「おかえり!」「いってらっしゃい!」と迎え、見送れる場所でありたいと思います。


2026年も、自宅葬儀社さとをどうぞよろしくお願いいたします。

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